患者さまの声

スタッフブログ

皆さんこんにちは、胚培養士のRです。
今日は当院で新たに始めた、凍結受精卵の自宅への持ち帰りについて
お話しようと思います。

当院では凍結受精卵の延長は1年毎の更新制です。
更新するか廃棄するかの連絡がきたとき…

――― 移植はもうするつもりないけど…「廃棄」には抵抗があって……

様々な思いを経て体外受精治療を行い、凍結した受精卵たち。
ご自分の身体に「戻して」あげられないことに、
心情面で葛藤があるご夫婦もいらっしゃいます。

そこで当院では、廃棄希望の凍結受精卵をご自宅へ持ち帰るセレモニー
「Bring Back Home」を実施する試みを始めました。
※ ネット検索でよく耳にする言葉としては「メモリアル廃棄」と言われる方法です。
Bring Back Homeは「自宅へ連れて帰る」という意味があり、
凍結受精卵を乗せているクライオトップと言われるスティックを
お持ち帰り頂けます。

セレモニーは当院心理士が立ち合い、お喋りをはさみつつ進めていきます。
スティックを収める小瓶を飾り付けて頂き、飾り付けが終わった後、
液体窒素に入れた状態のスティックを患者さんご自身で取り出し、
飾り付けた小瓶に入れて頂きます。

お時間は30分ほど設けており、参加はおひとりでも、ご夫婦でも構いません。
ご希望の場合には、廃棄同意書の「ご自宅への持ち帰り希望」の欄に
チェックを入れて同意書をご提出ください。
詳細に関しては、後日改めてご連絡させていただきます。

廃棄同意書のダウンロードは
こちらから


–セレモニー実施日–
毎週 木曜日 午後 / 金曜日 午前
費用3,300円 (税込)