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お知らせ

延長に関するご案内

当院で受精卵・卵子・精子の凍結保存を行った方は、1年毎に延長または廃棄の手続きが必要となります。
(例:2022年1月に凍結保存を行った方は、2023年1月中に更新手続きを行ってください。)
・凍結保存期限を迎える月に更新の手続きが必要
・延長・廃棄どちらの場合も手続きが必須
手続きが必要な方には、凍結期限を迎える前月初旬にご案内メールを送信しております。
ご案内メールが届いた方は、Wovieの「凍結保存期限更新・廃棄について」の項目より動画をご視聴ください。

  • 更新の手続きは、必ず動画ご視聴後に行っていただきますようお願いいたします。

凍結延長に関してご不明な点がございましたら、下記のフォームよりお問い合わせください。恐れ入りますが、お電話でのお問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします。

凍結延長に関するお問い合わせフォーム

  1. 必要情報を下部のフォームに入力して送信ください。
  2. 受信確認の自動返信メールをお送りします。
  3. 内容を確認後、1週間程度で料金や日程などのご連絡をさせていただきます。

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    受精卵卵子精子/精巣組織

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    • 携帯電話・PHSのキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)など、迷惑メール対策をされている場合は当院のドメイン(@sendai-art-cl.jp)から受信の許可の設定をお願いいたします。

    • 申し込みフォームから正常に送信された場合は以下のメッセージが表示されます。
      『自動でお問い合わせ受付メールを返信いたしました』

    • 自動返信メールが届かない場合は、メールの受信許可の設定をご確認ください。

    治療費用について

    一般不妊治療の費用

    一般不妊治療は基本的に保険適用の治療となりますが、一部保険適用とはならない自費の項目がございます。
    主な検査を載せておりますので、この限りではございません。

    保険適用検査※3割負担の場合

    検査項目

    Aホルモン検査 (FSH/LH/E2/PRL)2,100
    B子宮卵管造影(HSG)4,500
    C経膣エコー1,600
    CG-LH(採尿検査)350
    Dヒューナーテスト200
    FT(卵管鏡下卵管形成術) ※両側実施の場合290,000

    およその自己負担料金:円

    自費検査

    検査項目

    その他初診私費採血検査40,689
    人工授精22,000

    円(税込)

    注意事項

    • この他に、診察料(自費・保険分)が発生します。
    • 原則、同日に保険と自費の診察は行っておりません。

    高度生殖補助医療の費用

    体外受精

    採卵料(1~4回目)165,000
    採卵料(5回目以降)55,000
    卵子・精子調整媒精料55,000
    初期培養料(採卵後1~3日目)55,000
    胚盤胞培養料(採卵後4~6日目)22,000
    胚移植料66,000
    採卵準備料(採卵当日中止の場合)33,000
    採卵時静脈麻酔料22,000

    円(税込)

    特殊技術料 (体外受精の費用に別途追加)

    顕微授精(ICSI)技術料顕微授精を行えた卵子数
    1~4個
    55,000
    5~9個77,000
    10個以上99,000
    レスキュー顕微授精技術料1~4個77,000
    5~9個99,000
    10個以上121,000
    精巣内精子採取(TESE)由来精子の顕微授精(ICSI)技術料1~4個77,000
    5~9個99,000
    10個以上121,000
    卵子活性化料33,000
    透明帯開口法(アシステッドハッチング)技術料22,000
    受精卵凍結保存技術料(1年間の保険料含む)1~4個まで(一律)55,000
    5個以上~
    (上記に加えて追加1個当たり)
    6,600
    精子凍結保存技術料(1年間の保存料含む)22,000
    凍結保存感染症加算(1年以上検査未実施の場合も含む)22,000

    円(税込)

    凍結受精卵・未受精卵子―胚移植

    凍結受精卵・未受精卵子融解技術料44,000
    胚移植料66,000
    凍結受精卵・未受精卵子融解準備料(融解当日中止の場合)22,000
    透明帯開口法(アシステッドハッチング)技術料22,000
    透明帯完全除去法(Zona free)技術料33,000
    ヒアルロン酸胚移植用培養液料5,500
    ヒアルロン酸胚移植用培養液キャンセル料1,100
    SEET法22,000
    2段階胚移植追加料33,000
    胚盤胞培養料(※追加培養した場合)22,000
    受精卵再凍結保存料33,000

    円(税込)

    凍結保存延長(保存期間は最長3年間までとなります)

    受精卵・精子・卵子凍結保存延長料(1年につき)44,000

    円(税込)

    男性外来検査(自費検査)

    精液検査5,500
    男性初診感染症検査8,371
    酸化ストレス検査8,800
    • 酸化ストレス検査のみでは行っておりません

    円(税込)

    男性外来手術

    経皮的精巣内精子吸引術110,000
    精巣内精子採取料(TESE)220,000
    顕微鏡下精巣内精子採取料(MD-TESE)440,000
    顕微鏡下精索静脈低位結紮術(バリックス)220,000
    精巣組織精査料33,000
    精巣組織凍結保存技術料(1年間の保存料含む)22,000

    円(税込)

    注意事項

    • 当院にて体外受精を行い、出産された方の採卵料は初回からの料金となります。
    • 採卵個数による追加料金はありません。
    • 診察内容によって、料金の変動がございますのでご了承ください。
    •  

    PRP (Platelet Rich Plasma :多血小板血漿)を用いた不妊治療

    当院はPRPを子宮内膜に注入する治療において、厚生労働省の認可を受けました。
    2022年2月には、卵巣に注入する治療においても認可を受けました。

    • PRPを用いた不妊治療は、「再生医療の安全性の確保等に関する法律」に基づき、厚生労働省の認可が必要な「再生医療」であり、実施可能な施設は限られております。

    PRPを用いた治療は、患者様自身の血液から抽出した高濃度の血小板を注入する方法です。
    血小板は、細胞の成長を促す物質や免疫に関わる物質を含むため、不妊治療においてPRPを子宮内に注入することで、子宮内膜が厚くなり受精卵が着床しやすくなる可能性が高くなると考えられています。また、卵巣内に注入することで、卵巣予備機能の改善効果が期待でき、採卵数の増加や 良質な卵子が採取できる可能性が高まります。
    PRPは患者様自身の血液から抽出するため、アレルギー反応等の副作用が起こる可能性が低いと考えられています。

    リスクおよび副作用
    PRP療法は、患者さん自身の血液を使うため、副作用が起こる可能性が低く負担が少ないと考えられており、これまでの国内外で具体的な有害事象は報告されていません。しかし、採血の際の痛み、PRP注入による感染(PRPの調製中に感染の原因となる物質が混入する可能性)、や痛み(子宮内への注入にチューブを使用したり、卵巣への注入に採卵針を用いるため)が起こる可能性が考えられます。
    • PRP調整に用いる採血管は、医療機器として認証されております。

    子宮内注入

    対象となる方(子宮内への注入)

    • 子宮内膜がなかなか厚くならない方
    • 受精卵を複数回移植しても着床しない方

    <除外基準>

    血小板数が150,000/㎣以下、血小板機能異常症、非ステロイド性消炎鎖痛薬や抗凝固薬で治療中の方、悪性腫瘍またはその可能性にて治療中の方

    • 他の医療機関に通院中で当院にてPRPのみご希望の方は、
      主治医にご相談の上、紹介状をご持参下さい。

    治療の流れ(子宮内への注入)

    一周期で2回(月経周期10日目前後と12日目前後)PRPの注入を行います。

    患者様から20mlの血液を採取後、遠心分離機でPRPを調整し、子宮内に注入します。
    (所要時間:約1時間)

    • 調整したPRPが注入に適さない状態と判断された場合は、投与の中止や再度血液を採取させていただく場合があります。

    凍結受精卵移植の場合、その後の月経周期14日目頃の子宮内膜厚の測定や胚移植のスケジュールに関しましては、通常の胚移植と同様です。

    費用(子宮内への注入)

    この治療を受ける場合、保険適応外のため自費診療となり、1回目165,000円(税込み)、2回目55,000円(税込み)となります。

    • 他院にて不妊治療中の方は費用が異なります。(通院先の紹介状が必要になります)

    卵巣内注入

    対象となる方(卵巣への注入)

    • 卵巣機能低下および卵巣機能不全の方

    <除外基準>

    血小板数が150,000/mm3以下、血小板機能異常症、非ステロイド性消炎鎮痛薬や抗凝固薬で治療中の方、悪性腫瘍またはその可能性にて治療中の方

    • 卵巣へのPRP治療は、当院で不妊治療を受ける方のみとさせていただいております。

    治療の流れ(卵巣への注入)

    月経終了から月経周期10日目の間に、片側もしくは左右の卵巣内にPRPの注入を行います。

    患者様から20mlの血液を採取後、遠心分離機でPRPを調整し、卵巣内に注入します。
    (所要時間:約1時間)

    • 調整したPRPが注入に適さない状態と判断された場合は、投与の中止や再度血液を採取させていただく場合があります。

    費用(卵巣への注入)

    この治療を受ける場合、保険適応外のため自費診療となり、1回目は片方で220,000円(税込み)、左右で330,000円(税込み)となります。2回目を行う場合は、左右で660,000円(税込み)となります。

    PRP治療にご興味がある方は、お問い合わせください。

    テーマ: 診療のご案内

    用語集

    不妊治療の用語集

    • アシステッドハッチング正式名称:透明帯開口法
      受精卵の殻の役割を果たす透明帯に穴をあける、切込みを入れる等の処置を行う方法。受精卵は透明帯から脱出して着床するので、透明帯への処置で脱出しやすくなります。
    • アンタゴニスト法
      GnRHアゴニスト製剤の点鼻スプレーの代わりにGnRHアンタゴニスト製剤の注射を数回投与する方法です。
      生理3日目からFSH(HMG)の排卵誘発剤を使用し、卵胞の大きさやLHホルモンの値によって、血中の早期でのLHサージの発生をほぼ100%抑え、良質な卵をとることができます。
      35歳未満の方、卵が多くできすぎてしまう方、多嚢胞性卵巣症候群(PCO)の方、GnRHアゴニストが無効な方には有効な方法です。
    • HIV抗体検査
      HIV(性感染症)感染の有無を調べる検査
    • E2正式名称:エストラジオール
      卵胞ホルモンの中で性成熟期に主に働き、最も活性が強いです。子宮に働き内膜を増殖させ頸管粘液の分泌を高めます。
    • ABO式血液型
      血液型
    • LUF正式名称:黄体化非破裂卵胞
      排卵が起こらずに卵胞から黄体が形成された状態です。黄体ホルモンは分泌されるため基礎体温は2相性になり月経を認めます。
    • P4正式名称:黄体ホルモン・プログステロン
    • LH正式名称:黄体化ホルモン
      卵胞が育ってくると、LH(黄体化ホルモン)が、卵胞を成熟させ、排卵へと導きます。
      この、排卵前のLHの放出をLHサージと呼んでいます。
    • カウフマン療法
      本来の月経周期を薬剤を用いて疑似的につくる方法です。
      卵胞ホルモンと黄体ホルモンの周期的投与を行います。
    • ALICE(アリス)正式名称:感染性慢性子宮内膜炎検査
      細菌感染によって子宮内に炎症が起こっていないかをみる検査になります。
      もし、炎症が認められれば、出てきた病原菌に対して抗生剤や乳酸菌製剤などを使って治療していきます。
    • BBT正式名称:基礎体温表
      早朝覚醒時に口腔内で検温した体温です。月経周期前半は低く、後半は0.3℃程度高い2相性のパターンを示します。
    • クラミジア抗体検査
      クラミジア(性感染症)感染の有無を調べる検査
    • 頸管拡張(ラミナリア)
      事前に子宮の出口(子宮頸管)を拡ける処置です。
      ラミナリアは子宮頸管を広げる処置の際に使用する硬い棒状の素材で原料は天然の昆布の茎根部です。
    • 血小板末梢血液一般検査
      血を固めて出血を止める。
    • バリックス正式名称:顕微鏡下精索静脈低位結紮術
    • MD-TESE正式名称:顕微鏡下精巣内精子採取
      外科的処置により、精巣内から精子を回収する方法。顕微鏡下にて精子回収が期待できる精巣組織を選んで回収します。
    • ICSI正式名称:顕微授精
      卵子内に精子を人為的に注入する方法です。
    • 抗精子抗体
      精子に対する抗体です。精子の子宮内への侵入が妨げられます。
    • AMH正式名称:抗ミュラー管ホルモン
      成長過程にある卵胞性の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンで、卵巣の予備機能力(卵巣内に現在存在する細胞の数)を知るマーカーとして使用されています。自分の卵巣は何歳の時の卵巣予備機能と同じであるかを推測します。
    • C型肝炎検査
      C型肝炎感染の有無を調べる検査
    • ヒステロ正式名称:子宮鏡検査
      子宮内膜ポリープ、子宮腔の癒着、粘膜下筋腫などが分かります。
      軽いものであれば、検査の際に切除や癒着剥離なども行う場合があります。
    • SEET法正式名称:子宮内膜刺激胚移植法
      凍結胚盤胞の移植前に、培養液にて内膜を刺激する方法。移植の約2日前に培養液を子宮に注入します。
    • EMMA(エマ)正式名称:子宮内マイクロバイオーム検査
      どんな細菌がどのくらいいるかをみる検査になります。
      乳酸菌のような善玉菌が優位な状態であれば問題ないですが、悪玉菌が優位になっていたり、もしくは何も菌がいない場合は治療することで子宮内環境を整えることができます。
    • ERA(エラ)正式名称:子宮内膜着床能検査
      良好胚を移植したのに着床に至らない方、着床に適した時期を知りたい方、胚移植を行うタイミングを把握したい方に検査を行う事が出来ます。
      移植と同じ状況を作り、移植日となる日に子宮内膜を取って検査します。
    • HSG正式名称:子宮卵管造影検査
      子宮卵管造影検査で卵管の閉塞や狭窄などによる不妊の原因を見つけるための検査
      造影剤を通すことで軽い癒着は通ることもあり、治療にもなる検査です。
    • ショート法
      生理1日目から採卵前々日の朝まで、連日GnRHアゴニスト製剤の点鼻スプレーを使用し、生理3日目からFSH(HMG)の排卵誘発剤を使用する方法です。
      GnRHアゴニストの初期のFSHの濃度を高める作用を利用した方法で、発育してくる卵胞数が少ない方、高齢の方に有効です。
    • AIH正式名称:人工授精
      排卵日に合わせて洗浄濃縮した元気な運動精子のみを直接子宮内に入れる方法です。
    • 精子酸化ストレス検査
      精子の質をみる検査
    • 精子不動化抗体
      精子の動きを不動化する抗体
    • ART正式名称:生殖補助医療技術
      生殖補助医療とは、Assisted Reproductive Technology : ART
      体外受精をはじめとする、 卵子や精子を体外に取り出して行う不妊治療です。
    • TESE正式名称:精巣内精子採取
      外科的処置により、精巣内から精子を回収する方法。射出精液内に精子が存在しない場合や極端に少ない場合に行います。
    • 赤血球数末梢血液一般検査
      全身の組織に酸素を運び、二酸化炭素を持ち去る(ガス交換)。
    • POF正式名称:早発卵巣不全
    • 総ホモシステイン
      悪玉アミノ酸、血液の凝固に関係。
    • IVF正式名称:体外受精
      卵子と精子を共培養し受精を待つ方法。体内で起こる受精反応と近くなります。
    • IVF-ET正式名称:体外受精-胚移植法
      体外にて受精させ培養した受精卵を子宮内に入れる処置。胚移植、移植、ET等、簡単に表現されることが多いです。
    • PCO正式名称:多嚢胞性卵巣
      超音波検査で卵巣に小卵胞を多数(少なくとも一方で10個以上)認めること。
    • PCOS正式名称:多嚢胞性卵巣症候群
    • PGT-A正式名称:着床前胚染色体異数性検査
      受精卵の染色体の数を調べる検査。着床前検査とも呼称される。着床前つまり受精卵の染色体の数を調べることで着床不全や流産のリスクが減ると報告されています。
    • 低刺激法
      生理3日目から、内服の排卵誘発剤を5日間内服し、必要に応じて排卵誘発剤のFSH(HMG)の注射を使用する方法です。また、GnRHアンタゴニスト製剤の注射が追加となる場合もあります。
      卵胞数が20個以上になると卵の質が低下し、卵巣刺激症候群などの副作用が発生しやすくなります。一方で、卵巣の予備能力が低い方に、排卵誘発剤を多く使用することは、卵の質の低下を招く可能性もあります。
    • アシステッドハッチング正式名称:透明帯開口法
      受精卵の殻の役割を果たす透明帯に穴をあける、切込みを入れる等の処置を行う方法。受精卵は透明帯から脱出して着床するので、透明帯への処置で脱出しやすくなります。
    • Zona free法正式名称:透明帯完全除去法
      受精卵の殻の役割を果たす透明帯を全て除去し移植する方法。胚盤胞のみ対象です。
    • 25-OH ビタミンD
      妊娠、免疫に関係する脂溶性ビタミン
    • 2段階胚移植
      胚培養3日目の受精卵と胚培養5または6日目の受精卵を1周期で2回移植する方法です。
    • Embryo正式名称:胚
      受精卵の別称。受精卵=胚。
    • 梅毒検査
      梅毒(性感染症)感染の有無を調べる検査
    • Blastocyst正式名称:胚盤胞
      胚培養5または6日目に見られる順調な受精卵の形態。胚盤胞に発育する可能性は約50%です。
    • 白血球数末梢血液一般検査
      体内に侵入するウイルスや細菌を撃退する。
    • バリックス正式名称:顕微鏡下精索静脈低位結紮術
    • B型肝炎検査
      B型肝炎感染の有無を調べる検査
    • ヒステロ正式名称:子宮鏡検査
      子宮内膜ポリープ、子宮腔の癒着、粘膜下筋腫などが分かります。
      軽いものであれば、検査の際に切除や癒着剥離なども行う場合があります。
    • hCG正式名称:ヒト繊毛性ゴナドトロピン
      排卵を促すための注射薬。この注射により卵子の最終成熟を起こします。また、高温相で着床を促すために投与する場合もあります。
    • HMG正式名称:ヒト閉経後ゴナドトロピン
      卵胞を発育させるための注射薬。月経初期に大量投与すると、卵巣過剰刺激症候群という、卵巣が腫れ、腹水が溜まるといった副作用を生じることがあります。
    • 風疹抗体検査
      風疹抗体の有無を調べる検査
    • フーナーテスト
      性交後の子宮頸管粘液の中にある精子の状態を見る検査
      性交後テストとも呼ばれており、排卵日近くに検査の3~5時間くらい前に性交渉をし、頸管粘液内の精子の状態をみる検査です。
    • ヘモグロビン末梢血液一般検査
      赤血球の中に含まれるタンパク質
    • 麻疹抗体検査
      麻疹抗体の有無を調べる検査
    • 慢性子宮内膜炎検査正式名称:CD138陽性細胞/慢性子宮内膜炎検査
      慢性子宮内膜炎とは、子宮内膜の基底層の持続する炎症であり、急性子宮内膜炎とは病態が異なり、ほとんどは無症状です。
      慢性子宮内膜炎は、着床障害や反復流産の原因となりうると言われています。
      炎症症状が慢性的になり、感染が持続することで、免疫活動が活発化、子宮内膜内の免疫異常や脱落膜障害を喚起、受精卵を異物として攻撃してしまう可能性が指摘されています。
      CD138陽性細胞が複数個確認された場合は、抗生物質で治療していきます。
    • IVM正式名称:未成熟卵体外熟
      成熟卵ではなく未熟卵を採卵する方法。体外環境で成熟させ、受精させます。
    • ムンプス(おたふく)抗体検査
      ムンプス抗体の有無を調べる検査
    • FT正式名称:卵管鏡下卵管形成術
      卵管の狭窄や閉塞などの卵管通過障害がある場合、円筒状の構造をしたバルーンカテーテルを用い、卵管全域に対し卵管内腔を観察すると同時に、卵管閉塞や癒着による内腔の狭窄を解除する方法です。
    • OHSS正式名称:卵巣過剰刺激症候群
      排卵誘発剤によって起きる副作用。
      強い痛みを伴う、中等量以上の腹水が貯まって尿量が減少してくるなどの重症例では、血液の濃縮が起こり血栓症を引き起こす場合もあります。
    • FSH正式名称:卵胞刺激ホルモン
      卵胞を刺激してエストロゲン(卵胞ホルモン)の産生を促します。FSHの刺激を受け、卵胞の発育に伴ってエストロゲンが分泌され、エストロゲンは子宮内膜を厚くし、妊娠の準備をしていきます。
    • レスキュー顕微授精
      体外受精後にさらに顕微授精を行う方法。受精率が極端に低い可能性がある場合に限り実施します。
    • TCR正式名称:レゼクト
      経頚管的子宮鏡下で内膜ポリープや粘膜下筋腫を摘出、切除する方法。
    • ロング法
      予定生理の1週間前から採卵前々日の朝まで、連日GnRHアゴニスト製剤の点鼻スプレーを使用し、生理3日目からFSH(HMG)の排卵誘発剤を使用する方法です。
      GnRHアゴニストを長期間使用することで、ゴナドトロピン(FSH、LH)の濃度を下げ、コントロールしやすくします。
      新たに発育する卵を均一化するという利点があり、卵巣機能の高い方に向いています。
    • ABO式血液型
      血液型
    • AIH正式名称:人工授精
      排卵日に合わせて洗浄濃縮した元気な運動精子のみを直接子宮内に入れる方法です。
    • ALICE(アリス)正式名称:感染性慢性子宮内膜炎検査
      細菌感染によって子宮内に炎症が起こっていないかをみる検査になります。
      もし、炎症が認められれば、出てきた病原菌に対して抗生剤や乳酸菌製剤などを使って治療していきます。
    • AMH正式名称:抗ミュラー管ホルモン
      成長過程にある卵胞性の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンで、卵巣の予備機能力(卵巣内に現在存在する細胞の数)を知るマーカーとして使用されています。自分の卵巣は何歳の時の卵巣予備機能と同じであるかを推測します。
    • ART正式名称:生殖補助医療技術
      生殖補助医療とは、Assisted Reproductive Technology : ART
      体外受精をはじめとする、 卵子や精子を体外に取り出して行う不妊治療です。
    • BBT正式名称:基礎体温表
      早朝覚醒時に口腔内で検温した体温です。月経周期前半は低く、後半は0.3℃程度高い2相性のパターンを示します。
    • Blastocyst正式名称:胚盤胞
      胚培養5または6日目に見られる順調な受精卵の形態。胚盤胞に発育する可能性は約50%です。
    • B型肝炎検査
      B型肝炎感染の有無を調べる検査
    • C型肝炎検査
      C型肝炎感染の有無を調べる検査
    • 慢性子宮内膜炎検査正式名称:CD138陽性細胞/慢性子宮内膜炎検査
      慢性子宮内膜炎とは、子宮内膜の基底層の持続する炎症であり、急性子宮内膜炎とは病態が異なり、ほとんどは無症状です。
      慢性子宮内膜炎は、着床障害や反復流産の原因となりうると言われています。
      炎症症状が慢性的になり、感染が持続することで、免疫活動が活発化、子宮内膜内の免疫異常や脱落膜障害を喚起、受精卵を異物として攻撃してしまう可能性が指摘されています。
      CD138陽性細胞が複数個確認された場合は、抗生物質で治療していきます。
    • E2正式名称:エストラジオール
      卵胞ホルモンの中で性成熟期に主に働き、最も活性が強いです。子宮に働き内膜を増殖させ頸管粘液の分泌を高めます。
    • Embryo正式名称:胚
      受精卵の別称。受精卵=胚。
    • EMMA(エマ)正式名称:子宮内マイクロバイオーム検査
      どんな細菌がどのくらいいるかをみる検査になります。
      乳酸菌のような善玉菌が優位な状態であれば問題ないですが、悪玉菌が優位になっていたり、もしくは何も菌がいない場合は治療することで子宮内環境を整えることができます。
    • ERA(エラ)正式名称:子宮内膜着床能検査
      良好胚を移植したのに着床に至らない方、着床に適した時期を知りたい方、胚移植を行うタイミングを把握したい方に検査を行う事が出来ます。
      移植と同じ状況を作り、移植日となる日に子宮内膜を取って検査します。
    • FSH正式名称:卵胞刺激ホルモン
      卵胞を刺激してエストロゲン(卵胞ホルモン)の産生を促します。FSHの刺激を受け、卵胞の発育に伴ってエストロゲンが分泌され、エストロゲンは子宮内膜を厚くし、妊娠の準備をしていきます。
    • FT正式名称:卵管鏡下卵管形成術
      卵管の狭窄や閉塞などの卵管通過障害がある場合、円筒状の構造をしたバルーンカテーテルを用い、卵管全域に対し卵管内腔を観察すると同時に、卵管閉塞や癒着による内腔の狭窄を解除する方法です。
    • hCG正式名称:ヒト繊毛性ゴナドトロピン
      排卵を促すための注射薬。この注射により卵子の最終成熟を起こします。また、高温相で着床を促すために投与する場合もあります。
    • HIV抗体検査
      HIV(性感染症)感染の有無を調べる検査
    • HMG正式名称:ヒト閉経後ゴナドトロピン
      卵胞を発育させるための注射薬。月経初期に大量投与すると、卵巣過剰刺激症候群という、卵巣が腫れ、腹水が溜まるといった副作用を生じることがあります。
    • HSG正式名称:子宮卵管造影検査
      子宮卵管造影検査で卵管の閉塞や狭窄などによる不妊の原因を見つけるための検査
      造影剤を通すことで軽い癒着は通ることもあり、治療にもなる検査です。
    • ICSI正式名称:顕微授精
      卵子内に精子を人為的に注入する方法です。
    • IVF正式名称:体外受精
      卵子と精子を共培養し受精を待つ方法。体内で起こる受精反応と近くなります。
    • IVF-ET正式名称:体外受精-胚移植法
      体外にて受精させ培養した受精卵を子宮内に入れる処置。胚移植、移植、ET等、簡単に表現されることが多いです。
    • IVM正式名称:未成熟卵体外熟
      成熟卵ではなく未熟卵を採卵する方法。体外環境で成熟させ、受精させます。
    • LH正式名称:黄体化ホルモン
      卵胞が育ってくると、LH(黄体化ホルモン)が、卵胞を成熟させ、排卵へと導きます。
      この、排卵前のLHの放出をLHサージと呼んでいます。
    • LUF正式名称:黄体化非破裂卵胞
      排卵が起こらずに卵胞から黄体が形成された状態です。黄体ホルモンは分泌されるため基礎体温は2相性になり月経を認めます。
    • MD-TESE正式名称:顕微鏡下精巣内精子採取
      外科的処置により、精巣内から精子を回収する方法。顕微鏡下にて精子回収が期待できる精巣組織を選んで回収します。
    • OHSS正式名称:卵巣過剰刺激症候群
      排卵誘発剤によって起きる副作用。
      強い痛みを伴う、中等量以上の腹水が貯まって尿量が減少してくるなどの重症例では、血液の濃縮が起こり血栓症を引き起こす場合もあります。
    • IVF正式名称:体外受精
      IVF-ET正式名称:体外受精-胚移植法
      卵子と精子を共培養し受精を待つ方法。体内で起こる受精反応と近くなります。
    • IVF-ET正式名称:体外受精-胚移植法
      体外にて受精させ培養した受精卵を子宮内に入れる処置。胚移植、移植、ET等、簡単に表現されることが多いです。
    • P4正式名称:黄体ホルモン・プログステロン
    • PCO正式名称:多嚢胞性卵巣
      超音波検査で卵巣に小卵胞を多数(少なくとも一方で10個以上)認めること。
    • PCOS正式名称:多嚢胞性卵巣症候群
    • PGT-A正式名称:着床前胚染色体異数性検査
      受精卵の染色体の数を調べる検査。着床前検査とも呼称される。着床前つまり受精卵の染色体の数を調べることで着床不全や流産のリスクが減ると報告されています。
    • POF正式名称:早発卵巣不全
    • SEET法正式名称:子宮内膜刺激胚移植法
      凍結胚盤胞の移植前に、培養液にて内膜を刺激する方法。移植の約2日前に培養液を子宮に注入します。
    • TCR正式名称:レゼクト
      経頚管的子宮鏡下で内膜ポリープや粘膜下筋腫を摘出、切除する方法。
    • TESE正式名称:精巣内精子採取
      外科的処置により、精巣内から精子を回収する方法。射出精液内に精子が存在しない場合や極端に少ない場合に行います。
    • Zona free法正式名称:透明帯完全除去法
      受精卵の殻の役割を果たす透明帯を全て除去し移植する方法。胚盤胞のみ対象です。

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    1. 必要情報を下部のフォームに入力して送信下さい。
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    3. 内容を確認後、担当者からご連絡いたします。

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      • お問合せフォームから正常に送信された場合は以下のメッセージが表示されます。
        『自動でお問い合わせ受付メールを返信いたしました』

      • 自動返信メールが届かない場合は、メールの受信許可の設定をご確認ください。

      着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)

      当院は日本産科婦人科学会の着床前胚染色体異数性検査(PGT-A) ならびにPGT-SR(着床前胚染色体構造異常検査)実施承認施設です。

      「受精卵の染色体の数や構造が正しいかどうか」は、受精卵の見た目では判別できず、異常があると子宮内に移植をしても着床できなかったり、着床しても妊娠初期に流産の可能性が高くなります。
      PGT-AやPGT-SRは、体外受精で得られた受精卵(胚盤胞)の胎盤になる細胞のごく一部を採取し解析を行うことで、移植あたりの妊娠率を高め、流産率を低くすることを目的とした検査です。
      これまで特別臨床研究の枠組みで行われてきましたが、2022年9月より、日本産科婦人科学会の新たな見解に沿って実施されることになります。

      対象となる方

      • 過去の体外受精―胚移植で2回以上臨床的妊娠(赤ちゃんの胎嚢確認まで)が成立していない方
      • 過去に2回以上の臨床的流産(赤ちゃんの胎嚢確認後)を経験した方
      • ご夫婦のいずれかに染色体構造異常がある方
      • 詳細は診察時に確認させていただき、対象外と判断される場合もあります。

      検査の流れ

      1. 当院を受診されたことがある方、まだ受診されていない方いずれの場合でも、医師の診察を受け、適応の確認をさせていただきます。
      2. 日本産科婦人科学会で作成された、説明動画を視聴していただき、チェックシートで理解度を確認していただきます。
      3. ご夫婦で遺伝カウンセリングを受けていただきます。
      4. 当院で採卵を行い、胚盤胞に成長した受精卵の細胞のごく一部を採取して検査を行います。
        (採取後の受精卵はいったん凍結保存します)
      5. 検査結果により、正常な受精卵を融解し胚移植を行います。

      注意事項

      1. 保険適応外の治療のため、採卵から検査、胚移植まで一通りの治療はすべて自費となります。
        • 当院で採卵を行い凍結してある受精卵を融解・培養して検査を行うことも可能ですが、保険診療で採卵した受精卵は対象となりません。
      2. 検査には受精卵の一部を採取する必要があり、何らかのダメージを伴う可能性があります。
      3. この検査によって完璧な診断が行えるわけではありません。
        検査の解析精度や、受精卵以外の流産要因なども十分ご理解いただいたうえで行っています。

      プレコンセプション検査

      将来、子どもを授かりたいあなたへ
      プレコンセプション検査をおすすめしております。

      「プレコンセプションケア」とは、将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合うことを意味します。
      いつか妊娠を考える全ての方を対象に、あらゆる視点から、現在の健康状態をチェックできます。

      • お忙しい方でも好きな時間にネットから予約が取れます。
      • ご来院は、検査当日のみです。
        • オプション検査希望時はその限りではありません。
      • カップルが同日に男性Cコース、女性Bコースの検査を受けた場合、カップル割引があります。
      • 検査結果は、4週間ほどでご自宅へ郵送にてお届けいたします。

      女性の検査コース(月経中を避けて予約)

      コース33,000円(税込)

      妊娠する前に知っておきたい性感染症検査、肝炎ウィルス検査、風疹・麻疹抗体検査などの採血検査を含めたコースです。抗体検査の結果により、事前に予防接種が必要か知ることができます。また、卵巣に残っている卵子の数の目安を知ることができます。月経中を避けてご予約ください

      • AMH(卵巣予備能)
      • 精子不動化抗体
      • クラミジア抗体検査
      • B型肝炎検査
      • C型肝炎検査
      • 梅毒検査
      • HIV抗体検査
      • 水痘抗体検査
      • 風疹抗体検査
      • 麻疹抗体検査
      • 末梢血液一般検査
        (白血球、赤血球、ヘモグロビン、血小板)
      • ABO式血液型
      • Rho(D)因子
      • 全て採血

      コース44,000円(税込)

      Aコースに加えて、超音波検査、妊娠前、妊娠中に影響するといわれるビタミンD、ホモシステインを調べるスペシャルコースです。月経中を避けてご予約くださいカップルプラン対象

      • AMH(卵巣予備能)
      • 精子不動化抗体
      • クラミジア抗体検査
      • B型肝炎検査
      • C型肝炎検査
      • 梅毒検査
      • HIV抗体検査
      • 水痘抗体検査
      • 風疹抗体検査
      • 麻疹抗体検査
      • 末梢血液一般検査
        (白血球、赤血球、ヘモグロビン、血小板)
      • ABO式血液型
      • Rho(D)因子
      • 血糖検査
      • 25-OHビタミンD
      • 総ホモシステイン
      • 超音波(エコー)検査
      • 超音波検査以外採血

      男性の検査コース(推奨禁欲期間:2~4日)

      コース8,800円(税込)

      精液検査
      男性の妊孕能(妊娠のしやすさ)を判断するための基本的なコースです。
      精液中の精子の濃度、運動率、正常精子形態率を調べることによって、治療の必要性をある程度予測することができます。

      • 精液検査

      コース18,700円(税込)

      精液検査 + 酸化ストレステスト
      基本的な精液検査に加えて、精子の酸化ストレス(精子の質)を調べるコースです。
      酸化ストレスは、2021年7月にWHO(世界保健機構)により、新しい評価項目として高度精液検査のひとつに加えられました。
      酸化ストレス値が高いと、妊娠しづらくなる原因と考えられています。

      • 精液検査
      • 精子酸化ストレス検査

      コース33,000円(税込)

      精液検査 + 酸化ストレステスト + 血液検査
      Bコースに加えて、パートナーが妊娠する前に知っておきたい性感染症検査、肝炎ウィルス検査、風疹・麻疹抗体検査などの採血検査を含めたスペシャルコースです。抗体検査の結果により、事前に予防接種が必要か知ることができます。カップルプラン対象

      • 精液検査
      • 精子酸化ストレス検査
      • クラミジア抗体検査
      • B型肝炎検査
      • C型肝炎検査
      • 梅毒検査
      • HIV抗体検査
      • 風疹抗体検査
      • 麻疹抗体検査
      • ムンプス(おたふく)抗体検査
      • 末梢血液一般検査
        (白血球、赤血球、ヘモグロビン、血小板)
      • ABO式血液型
      • Rho(D)因子

      お得なカップル割引

      将来の妊娠に備えてパートナーと一緒に取り組みたい方へおすすめです。

      女性Bコース・男性Cコース
      受ける場合に限り

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      女性Bコース 44,000円⇒
      38,500円
      男性Cコース 33,000円⇒
      27,500円
      • 割引適応は同日受診に限ります
        予約を同日に取ったものの、当日にどちらかが受診できなかった場合は、割引は適応されません。

      オプション(価格はすべて税込です)

      女性

      • 子宮卵管造影検査(後日実施) 19,800円
        ⇒クラミジア抗体検査陰性確認後、月経開始7日目~11日目以内で行ないます。
      • 超音波(エコー)検査(当日実施) 6,600円
      • 子宮頸部がん検診(当日実施) 7,700円

      男性

      • 超音波(エコー)検査(後日実施) 5,500円
        ⇒当院の男性不妊外来に受診していただきます。
        (診療日:第1・第3土曜日 ※変更の場合があります)
      • 検査日と同日の男性不妊外来は受信できません。
        検査後に男性不妊外来のご予約をお願いいたします。
      • オプション希望の方は、検査当日受付にてお申し込みください。

      宮城県不妊検査助成制度について

      予約の方法とWEB問診の入力について
      ※必ずお読みください

      1. 予約システムのご利用登録・予約
      2. web予約はこちらからweb予約はこちらから

        初めにご利用登録を行い、その後に診療科「ARTクリニック」、来院目的「プレコンセプション検査」の項目で予約を行ってください。

        • 当院はお子様連れで院内にお入り頂くことができません。
          プレコンセプション検査時にはキッズルームのご利用ができませんのでご了承ください。
      3. WEB問診入力
      4. 女性はこちらから女性はこちらから男性はこちらから男性はこちらから
        • 来院日2日前までに必ず登録してください。
          WEB問診が難しい方は検査当日、予約30分前にご来院ください。
        • 登録所要時間は約15分~20分です。システム上、入力途中で一旦保存する機能がありませんので、お時間に余裕を持って問診表を登録していただく事をお勧めします。
        • 数字は半角でご入力願います。
        • 登録上、不具合が生じた場合には診療時間内に電話でお問い合わせください。
      5. 最終月経日の更新
      6. 予約システムにて最終月経の更新を行ってください。

        【WEBで更新の方】

        1. 予約システムにログインしTOP画面のを選択する。
        2. 左上のメニューを選択する
        3. “各種設定” → “最近の月経開始日の入力”を選択し、月経開始日を入力する。
      7. 検査当日
      8. 【検査時にお持ちいただくもの】

        • 健康保険証、もしくはマイナンバーカード
        • 正面玄関に入って右手にございますエレベーターにて、4Fにお越しください。
        • 受付にて、健康保険証もしくはマイナンバーカードのご提示をお願いいたします。
        • ご来院時間が遅れる場合には、必ず病院へご連絡を願いいたします。
          15分以上遅れる場合、当日に診察をお受けできないことがあります。
        • 初診来院までにご不明な点等ございましたら、診療時間内にお電話にてお問合せをお願いします。

        ご予約は患者様の診療時間を確保する目的であり、診療開始時間をお約束するものではありません。診療状況や診察内容により、やむを得ず待ち時間が生じる可能性がございます。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

        *ご不明な点がある方

        受付時間:月曜~土曜日(水曜午後を除く)8:30~17:30にお電話ください。

      治療費用について

      • 保険適用には「治療計画」が必要になりますので、計画時にはお二人で来院をお願いします。
      • 保険適用には婚姻、事実婚(認知必須)が条件です。
        [婚姻確認の為、住民票(続柄入)か戸籍謄本をご持参ください]
      • ART (高度生殖医療) で保険適用には年齢制限があり、43 歳未満までとなっております。
        [40 歳未満 計 6 回まで、43 歳未満 計 3 回までとなります]
        [回数のカウントは「移植」の実施回数を基準とし、「採卵」の実施回数ではありません]
      • 採卵に回数制限はありませんが、保険診療で作成した余剰胚凍結がある場合、それを使用(融解胚移植)しませんと、次回の採卵は保険適用されません。
      • 保険診療と自費診療の混合診療は行っておりません。
      • 高額療養費限度額制度をご利用いただけます(所得制限あり)
        • 詳しくはご自身が加入している保険者にご確認ください。

      一般不妊治療の費用

      項目 点数(点)3 割負担内容
      卵管の検査
      卵管鏡下卵管形成術 46410139,230 円 片側卵管の場合
      • 実際には片側卵管だけの場合 15 万程掛かります
        両側卵管の場合は 30 万程掛かります
      項目 点数
      (点)
      3 割負担
      内容
      一般不妊治療・人工授精
      一般不妊治療管理料 250750 円 一般不妊治療を計画管理する
      • 3 ヶ月に 1 回算定
      • 6 ヶ月に 1 度同意確認
      人工授精 18205,460 円 子宮の中に精子を注入する方法
      対象
      • 精子、精液の量的、質的異常
      • 射精障害、性交障害
      • 精子‐頸管粘液不適合
      • 機能性不妊
      • 人工授精には年齢、回数の制限はありません

      高度生殖補助医療の費用

      保険適用の場合

      項目 点数(点)3 割負担内容
      ART
      生殖補助医療管理料
      生殖補助管理 1
      300900 円 生殖補助医療を計画管理する
      条件
      • 毎回パートナーに対して同意を得る
      • 1 ヵ月に 1 回算定
      AMH
      抗ミュラー管ホルモン
      (AMH)
      6001,800 円 内分泌学的検査(採血)
      卵巣の予備能力の目安
      • 6 ヶ月に 1 回
      採卵
      採卵術 3200 9,600 円 卵巣から卵子を回収する手術
      対象
      • 卵管性不妊
      • 男性不妊(閉塞性無精子症等)
      • 機能性不妊
      • 人工授精等が無効であった場合
      採卵術 1 個の場合 2400 7,200 円 基本の採卵術に加算
      3200 点(9,600 円)にとれた卵子の数に応じて加算
      2-5 個の場合 3600 10,800 円
      6-9 個の場合 5500 16,500 円
      10 個以上の場合 7200 21,600 円
      受精
      体外受精・顕微授精管理料
      体外受精
      4200 12,600 円 体外受精のみであれば体外受精分のみ
      顕微授精 1 個の場合 4800 14,400 円 顕微授精のみであれば顕微授精分のみ
      同時に行った場合
      4200 点の半分に顕微授精の点数を合算
      (2100 点+顕微授精の点数)
      2-5 個の場合 6800 20,400 円
      6-9 個の場合 10000 30,000 円
      10 個以上の場合 12800 38,400 円
      採取精子調整加算
      (初回のみ)
      5000 15,000 円 精巣内精子採取(TESE)由来精子使用の場合 ※
      卵子調整加算 1000 3,000 円 卵子活性化処理を実施した場合 ※
      • 体外受精・顕微授精管理料に加算されます
      培養
      受精卵・
      胚培養管理料
      1 個の場合 4500 13,500 円 得られた受精卵を初期胚まで育てた個数
      2-5 個の場合 6000 18,000 円
      6-9 個の場合 8400 25,200 円
      10 個以上の場合 10500 31,500 円
      受精卵・
      胚培養管理料
      胚盤胞
      1 個の場合 1500 4,500 円 胚盤胞を目標に初期胚から培養した個数
      2-5 個の場合 2000 6,000 円
      6-9 個の場合 2500 7,500 円
      10 個以上の場合 3000 9,000 円
      胚凍結
      胚凍結保存
      管理料
      導入時
      1 個の場合 5000 15,000 円 受精した卵(胚)を凍結保存する
      凍結する個数によって異なります
      2-5 個の場合 7000 21,000 円
      6-9 個の場合 10200 30,600 円
      10 個以上の場合 13000 39,000 円
      胚凍結保存維持管理料 3500 10,500 円 受精した卵(胚)を凍結保存延長する
      • 個数に関わらず 1 年に 1 回算定
      • 3 年を限度
      胚移植
      胚移植術
      新鮮胚移植
      7500 22,500 円 受精した卵(胚)を子宮の中に戻す
      対象 
      治療開始の年齢が
      • 40 歳未満 6 回
      • 40 歳-43 歳未満 3 回
      胚移植術
      凍結・融解胚移植
      12000 36,000 円 受精した卵(胚)を子宮の中に戻す
      対象 
      治療開始の年齢が
      • 40 歳未満 6 回
      • 40 歳-43 歳未満 3 回
      胚移植術
      アシステッドハッチング
      1000 3,000 円 受精卵の殻からの孵化を助けることを目的
      胚移植術
      高濃度ヒアルロン酸含有培養液
      1000 3,000 円 子宮内膜への着床を助けることを目的

      保険適用外の場合

      項目 金額(税抜) 金額(税込)
      採卵
      採卵
      (麻酔は別途)
      1 個の場合 61,600 円 67,760 円
      2-5 個の場合 74,800 円 82,280 円
      6-9 個の場合 95,700 円 105,270 円
      10 個以上の場合 114,400 円 125,840 円
      採れなかった場合 35,200 円 38,720 円
      採卵準備料(採卵当日中止の場合) 30,000 円 33,000 円
      採卵
      体外受精 46,200 円 50,820 円
      顕微授精 1 個の場合 52,800 円 58,080 円
      2-5 個の場合 74,800 円 82,280 円
      6-9 個の場合 110,000 円 121,000 円
      10 個以上の場合 140,800 円 154,880 円
      • 同時に行った場合体外受精は半額+顕微授精分を合算
        精巣内精子採取(TESE)由来精子使用の場合上記金額に\60,500(税込)加算されます(初回のみ)
        卵子活性化処理を実施した場合上記金額に\12,100(税込)加算されます
      項目 金額(税抜) 金額(税込)
      培養
      受精卵胚培養料 1 個の場合 49,500 円 54,450 円
      2-5 個の場合 66,000 円 72,600 円
      6-9 個の場合 92,400 円 101,640 円
      10 個以上の場合 115,500 円 127,050 円
      受精卵胚培養料
      胚盤胞(上記に加算)
      1 個の場合 16,500 円 18,150 円
      2-5 個の場合 22,000 円 24,200 円
      6-9 個の場合 27,500 円 30,250 円
      10 個以上の場合 33,000 円 36,300 円
      胚凍結
      胚凍結 1 個の場合 55,000 円 60,500 円
      2-5 個の場合 77,000 円 84,700 円
      6-9 個の場合 112,200 円 123,420 円
      10 個以上の場合 143,000 円 157,300 円
      胚凍結保存維持管理料 38,500 円 42,350 円
      胚移植
      胚移植術 新鮮胚移植 82,500 円 90,750 円
      凍結受精卵融解技術料 55,000 円 60,500 円
      凍結融解胚移植 77,000 円 84,700 円
      受精卵再凍結保存料 30,000 円 33,000 円
      アシステッドハッチング 11,000 円 12,100 円
      高濃度ヒアルロン酸含有培養液 11,000 円 12,100 円

      先進医療の項目

      項目 金額
      SEET法(子宮内膜刺激術) 22,000 円
      タイムラプス 33,000 円
      子宮内膜スクラッチ(子宮内膜擦過術) 15,000 円
      二段階胚移植術 120,000 円
      ERA(子宮内膜受容能検査) 114,000 円
      EMMA/ALICE(子宮内細菌叢検査) 66,000 円

      先進医療

      不妊治療が保険適用化したものの、自費診療と併用する混合診療ができず、逆に費用負担増となる…。
      このような課題に対応できるのが保険診療と併用できる「不妊治療の先進医療」です。

      自費診療と違って、保険診療との混合診療が可能な先進医療は、現在は保険適応外の治療ではあるものの、将来的に保険導入することを前提にした医療技術です。

      厚生労働省のホームページに記載されています。少し難しい言葉で書かれていますが、理解が深まるかと思いますので詳しくはそちらをご覧ください。
      引用:厚生労働省の/先進医療の概要について

      先進医療を受けることが出来る場合、「保険診療との混合診療が可能であること」によって、不妊治療の費用負担を下記のように最小限に抑えられます。

      • 保険診療にかかる治療→自己負担3割
      • 先進医療にかかる治療→全額自己負担

      先進医療が受けることのできない場合、保険診療との混合診療になる為、保険診療に係る全ての治療費も含め、全額自費診療になります。

      先進医療適用項目

      2023年4月現在の当院での「先進医療適用」は以下のようになります。

        妊娠サポートテクノロジー
      • SEET法(子宮内膜刺激術)
      • タイムラプス
      • 子宮内膜スクラッチ(子宮内膜擦過術)
      • 二段階胚移植術
      • 妊娠サポートテクノロジーについてはこちらをご覧ください
        検査
      • ERA(子宮内膜受容能検査)
      • EMMA/ALICE(子宮内細菌叢検査)
      • 詳しい検査についてはこちらをご覧ください

      男性不妊外来

      保険適用の場合

      項目 点数(点)3 割負担内容
      日帰り手術
      Y染色体微小欠失検査 3770 11,310円 男性不妊の検査
      • 患者1人につき1回限り
      • PCR-rSSO法により測定した場合
      精巣内精子採取術
      単純なもの
      ( simple TESE)
      12400 37,200円 精巣から精子を採取する手術
      対象
      • 閉塞性無精子症
      • 非閉塞性無精子症
      • 射精障害で他の方法での精子採取が難しいと判断した場合
      精巣内精子採取術
      顕微鏡を用いたもの
      (MD-TESE)
      24600 73,800円 精巣から精子を採取する手術
      対象
      • 非閉塞性無精子症
      • 他の方法での精子採取が難しいと判断した場合

      保険適用外の場合

      項目 金額(税抜) 金額(税込)
      日帰り手術
      顕微鏡下精索静脈低位結紮術(バリックス) 200,000円 220,000円
      精巣内精子移送保管料 20,000円 22,000円

      高度生殖補助医療

      生殖補助医療とは、
      Assisted Reproductive Technology : ART 体外受精をはじめとする、
      卵子や精子を体外に取り出して行う
      不妊治療です。

      体外受精ってなに?

      女性の卵子と男性の精子を体外へ採り出し、外で出会わせてあげて【受精】、成長させていくことです。
      そして順調に成長が進めば、女性の子宮へと受精卵を戻してあげます【移植】
      卵子の大きさは約0.1mm、精子の全長は約0.06mmで、肉眼では見ることのできない小さな細胞です。
      そのため、体外受精は不妊治療の中では最も高度な技術が必要となります。
      当院では日本卵子学会で知識や経験が認定された「生殖補助医療胚培養士」が卵子と精子、受精卵のお世話をさせていただいています。

      わたしたち夫婦は、
      体外受精をしたほうがいいの?

      不妊治療には様々な検査や治療方法があります。その中で『自分たちは体外受精をするべきなのかどうか』、医師とよく相談をして治療方針が決定します。当院では以下のようなご夫婦の方々に、体外受精をすすめています。

      • タイミング法や人工授精を何度もチャレンジしたが、結果が得られない場合
      • 卵管が詰まっていたり、精子数が少ないなど、体内で受精することが難しいと考えられる場合
      • 年齢が40歳以上の方やAMH(抗ミュラー管ホルモン)が低い方など、早めの治療をお勧めしたい場合

      体外受精は「特殊な治療」 ではありません

      「自分たちが特殊なのではないか…?」
      そんな不安をお持ちなのではないでしょうか?
      では、実際にどうなのでしょうか。
      1978年に世界で初めて体外受精によって女の子が生まれました(ちなみに、彼女は 28歳のときに自然妊娠で健常な男児を出産しています)。
      そして現在、2022年の日本産科婦人科学会からの報告によると、2020年には、体外受精など生殖補助医療の治療は443,282件が実施され、その結果生まれてきたお子さんは60,381人にもなります。2019年の統計によると14人に1人が生殖補助医療の治療によって生まれてきたお子さんになるそうです。ですから、体外受精の治療は決して特殊なものではないのです

      実際の治療の流れは?

      患者さま一人ひとりに合った治療方法を医師と相談しながら進めていきます。そのため個人差はありますが、以下に基本的なスケジュールをご紹介します。

      採卵前周期・・・点鼻薬などのお薬が始まる場合もあります。

      1日目
      生理開始
      2日目
      3日目
      注射①

      排卵誘発剤スタート

      (飲み薬がスタートする場合もあります)
      体外受精では多くの卵子を得るために複数個の卵胞を育てる必要があります。そのため、約7〜10日間のホルモン注射が必要になります。当院では、ご自宅で自分で注射ができるように自己注射の動画をご覧いただけます。

      4日目
      注射②
      5日目
      注射③
      6日目
      注射④
      7日目
      注射⑤
      8日目
      注射⑥

      診察日

      卵胞の発育具合や内膜の厚さをチェックします。状態を見て、注射が追加になる場合もありますが、順調であれば卵子を採る日(採卵日)が決まります。

      9日目
      注射⑦
      10日目
      夜に行う注射(または点鼻薬)があります。
      11日目
      12日目
      採卵日
      • 採卵は10分ほどで終わる日帰りの簡単な手術です。
      • この日にご主人様の精子も必要となります。

      卵胞(らんぽう)と卵子

      普段の超音波の診察で見ている黒くて丸い部分は「卵胞」と言って、卵子ではありません。通常、この卵胞の中に1個の卵子が入っていますが、超音波で中の卵子の存在を確認することは出来ません。そのため、採卵しても卵子が入っていない場合もあります

      • 体外受精と顕微授精 採卵後、取り出した卵子と精子を出会わせてあげます。出会いの方法は2種類あり、どちらの方法を選ぶかは、医師や胚培養士と相談して決めていきます。
      • 体外受精

        精液の状態が良好なご夫婦に対して適応となります。採れた卵子と選抜された運動良好精子を一緒にしてあげることで、精子が自力で卵子の中へと入っていき受精する方法です。

        顕微授精

        精子の数が少なかったり、運動性が悪かったりする場合や、体外受精では受精し難い卵子や精子であった場合に適応となります。卵子1個の中に、顕微鏡下で精子1個を直接注入して受精する方法です。

      採卵後
      1日目
      受精の確認

      採卵翌日、受精しているかどうかの確認をします。

      正常受精している卵子の中には「前核」と呼ばれる丸いものが2個見えます。
      2個の前核はそれぞれ「卵子側」と「精子側」に由来しています。また、採卵した卵子が全て受精するとは限りません。なかには、前核が3個以上見える異常受精や壊れてしまっている卵子(変性卵)もあります。

      • 正常受精卵
      • 異常受精卵
      • 変性卵
      採卵後
      2日目

      写真は受精卵の成長の様子です。

      4細胞期
      採卵後
      3日目
      胚移植の実施と受精卵の凍結 8細胞期

      受精卵の発育状態を確認し、
      Drと今後の方針を決定します。

      • 受精卵(胚)を子宮内へ戻してあげることを「移植」といいます。
      • 当院では基本、採卵後3日目または5日目に移植または凍結を行っています。
      • 移植できる受精卵は原則1個ですが、治療回数や年齢によっては2個まで移植可能です。
      • 移植しなかった受精卵は凍結保存(Question4へ)することができます。
      • 凍結する受精卵は、成長具合を見て医師と相談をして決めています。
      • さらに発育を進めて”胚盤胞”での移植や凍結をすることもできます。

      培養3日目までの胚の評価ポイント

      • 良好:胚割球が均等でフラグメンテーションが少ない
      • フラグメーション多数フラグメンテーションが多い
      採卵後
      4日目

      写真は受精卵の成長の様子です。

      採卵後
      5・6日目
      胚移植の実施と受精卵の凍結

      受精卵の発育状態を確認し、Drと今後の方針を決定します。

      • 順調であれば採卵後5日目には胚盤胞へと成長しています。
      • 胚盤胞にまで成長する受精卵は、受精した受精卵のうちの、おおよそ半分程度です。

      胚盤胞の評価ポイント

      胚盤胞(左) 拡張胚盤胞(右)

      胚盤胞の評価

      内細胞塊と栄養外胚葉の細胞の数や密度の濃さによってA・B・Cの順で評価しています。

      1週間後
      2週間後
      妊娠判定日

      凍結した受精卵はどうするの?
      凍結した受精卵って大丈夫?

      凍結した受精卵は、次回の治療で融かして移植のみを行うことができます。この技術を「凍結融解胚移植」といいます。
      採卵する場合と比較して、スケジュールも簡単になり、身体的にも経済的にも負担が軽減されます。
      受精卵は冷凍庫で凍っているわけではなく、液体窒素というマイナス200度近い特殊な液体の中で保存されています。
      また、凍結技術の飛躍的な進歩により、融かした後の生存率は98~99%と言われています。しかし、凍結した受精卵が弱いと1~2%の確率で、融解後に壊れてしまう場合もあります。

      • 凍結融解胚移植は、ホルモンのお薬を使用して子宮の中をきれいに整え、受精卵が着床しやすい環境になったところで受精卵を子宮へと戻します。
      • ホルモンのお薬は貼り薬や膣坐薬なので、採卵のような毎日の注射はありません。
      妊娠のお手伝いをするためにこんな技術があります。
      妊娠サポートテクノロジーアシステッド
      ハッチング

      受精卵が子宮に着床するためには、透明帯と言われる「殻」から脱出してこなければいけません。これを「ハッチング(孵化)」と言います。受精卵の中にはハッチングし難いものもありますが、それを見た目で判断することはできません。そこで、ガラスの細い針で透明帯に切り込みをいれたり、レーザーの熱で透明帯の一部を薄くしてハッチングの手助けをしてあげます。この技術を「アシステッドハッチング」と言います。

       
      妊娠サポートテクノロジー高濃度ヒアルロン酸含有培養液
      ヒアルロン酸によって、胚盤胞の着床を促進する効果と受精卵の保護効果があるといわれています。
      移植の際に受精卵と一緒に子宮へ注入します。
      妊娠サポートテクノロジー卵子活性化
      顕微授精を実施しても受精卵が得られない患者さんが対象となります。
      受精を促す処置を行います。
      妊娠サポートテクノロジー透明帯開口法

      フラグメントの多い胚の一部を大きく開口する当院独自の技術です。
      受精卵の発育スペースが広がることにより、良好胚盤胞へ発育する可能性が期待できます。

      妊娠サポートテクノロジー透明帯除去法

      受精を確認し、分割を開始する前に透明帯を完全に取り除く技術です。
      フラグメントの発生を抑えて、胚盤胞へ成長しやすくさせます。

      妊娠サポートテクノロジーPICSI
      受精能力を持つ成熟した精子を選別して顕微授精(ICSI)を行う方法です。
      通常のICSIにおいても、成熟精子を多く集めた状態で顕微授精を行っていますが、さらに厳しく選別をした精子を用いてICSIを行います。
      妊娠サポートテクノロジータイムラプス培養
      <先進医療>
      培養器に内蔵されたカメラによって培養中の受精卵を一定間隔で自動撮影し、培養器から取り出すことなく観察することができるため、受精卵へのストレスを軽減できます。
      また、タイムラプス培養をすることにより、より詳細な受精卵の発育状況を把握でき、発育順調な受精卵の見極めに役立ちます。
      妊娠サポートテクノロジーSEET
      <先進医療>
      凍結胚盤胞移植を行う2〜3日前に培養液を注入する方法です。子宮内の着床環境を整える働きがあり、着床率の上昇が期待できます。
      妊娠サポートテクノロジー2段階胚移植
      <先進医療>
      卵子と精子は卵管で受精し、子宮内へと運ばれてきます。このとき、受精卵から出される信号により、子宮が受精卵を受け入れる準備をすると考えられています。この考え方から、胚盤胞を移植する2〜3日前に先に分割期胚を移植する方法を、2段階胚移植と言います。