患者さまの声

スタッフブログ

こんにちは!看護部です。

不妊治療中は孤独を抱えやすく「私だけが…」と思ってしまう一方で、「こういう時他の患者さんはどうしていますか?」と他との繋がりを求める声も聞かれます。話すことが解決のいい方法と思いつつも、どうしても対面では話ずらさがあったり、話したいその時に話せなかったり…

この「メンタルヘルス改善へ向けて」の体験談の場所が患者様にとって孤独や解決方法を見つける場所になれるといいなと思い始めました。

以下は早速集まっている体験談第1弾です。


 

治療中ストレスと感じた出来事

・夫婦ともに中学校の教員をしています。結婚したとき、私は3年生担任。特に私はこの仕事が大好きで、結婚してすぐ妊娠ということは考えていませんでした。夫はすぐにでもと考えていたようですが、私は、中3担任だから、転勤した年に産休はちょっと…と言って避妊を続け、先延ばしにしていました。 しかし、いざ妊娠を希望してみれば、タイミング法では1年以上授からず…。年齢のことが気にかかり、不妊治療専門クリニックに2人でいこうと提案しましたが、夫は気が進まない。なんとか2人の合意がとれて、結婚3年目にアートクリニックに通い始めました。 その間には、周囲の人たちの妊娠、出産が何度もありました。特にもやもやしてしまったのは、同僚の奥様の出産でした。奥様が産後だから、子育てが大変だからと早く帰る同僚。その仕事を「私がやりますよー!」と引き受けてしまう自分。同僚にいい顔をしながら、家に帰るとなんで自分は…という気持ちになってしまい、そんな自分が嫌でした。 あなたに合ったタイミングで赤ちゃんはやってくるよと優しい声をかけてくれる人もいましたが、その言葉も受け入れられないこともたくさんありました。

・特にないですが、仕事と通院の調整が難しいと感じています。

・不妊治療を始めてタイミング療法も人工授精もなかなかうまくいかない時期に、友人から「私もそろそろ妊活始めようと思って」と相談をされました。話を聞くと、その人は基礎体温も通常の体温計で起きてから数時間経ってから体温を計っていると、間違ったやり方をしていました。「調べれば分かることなのに…」と思いながら、基礎体温計をお勧めしその日は終わりました。数ヶ月後、再び会った時には妊娠5ヶ月。「(私)のおかげで妊娠できました〜!」と報告がありました。私は不妊治療に本格的に取り組んでいて、気持ちも不安定な時期だったので、とてもショックでうまく表情が作れませんでした。「なぜこんなに頑張ってるのに妊娠できなくて、妊活を始めたばかりのあの人がすぐに妊娠できるの」と怒りが湧きました。

・38歳から治療を始めて42歳まで続いた。 最初はAIHで妊娠するも繋留流産、その後ステップアップしてすぐに妊娠するもまた繋留流産。その後妊娠することなく体外受精を繰り返し、一度休むことに。すると自然妊娠するも流産。1年後治療を再開し、あらゆる検査を受けながら体外受精するも妊娠しませんでした。

・妊娠しにくいことを知り、ショックを受けた

・何度移植しても着床しなかったことで、よく自分を責めていた。ポリープの手術やあらゆる検査を受けてきたのに原因もわからずもどかしかった。自分の何がいけないのかといつも考えていた。自分の子どもを持つという夢を諦めることも覚悟していた。


解決法

・体外受精にステップアップし、前に進み始めた今、振り返ってみると、気持ちの上で少し転機になったのは、職場の同僚に不妊治療のことを打ち明けたことだったと思います。 周りにも気を遣わせてしまうかもしれないと思いましたが、話せたことで休みをとることにもそれまでよりは罪悪感がなくなりました。 もちろん様々な事情の方がいると思いますが、私自身は職場の理解があったから、今があると思います。

・夫に、友人がどんどん妊娠していること、自分がなかなか妊娠できないことについて愚痴をこぼしました。また、その人のSNSは心が落ち着くまで見ないようにしました。そして、気持ちが安定した頃に別の友人にも話しました。

・生理が来てリセットするたびに、夫と遠出したり飲みに行ったりして発散していた。 不妊治療を始める前よりじっくり話す機会が増え、2人だけの人生も悪くないなと思えるようになった。自分自身へのプレッシャーがなくなっていった。

・よく寝た

・自分自身で抱え込んで落ち込むよりも、人に気持ちを 話すことで気持ちが楽になった。小さいことは気にせず、見たくない情報は自分から離れることが大切だと感じた。

・やれることは全部やって後悔のないようにしよう!という気持ちで取り組むことができた。

・不妊治療を受けていることを私も妻も職場や友人に話していますが、皆から理解をいただき、全力で取り組めています

・特に思い悩んだりという状況は今のところない。 それは仙台ARTクリニックの看護師さんや先生のお陰だと思っている。 話を聞いてくれて欲しい答えを提示してくれる。 概ね肯定してくれて、否定しなくてはいけない場面ではきちんと説明をし気持ちに寄り添って下さる。 夫は元々「治療をしてまでは」という考えを持っていたが先生や看護師さんの説明に加え動画などで理解を深め現在は前向きに取り組めている。 不妊治療でいくつか病院を転々としたが仙台ARTクリニックでと決めたのはスタッフ含めて対応の良さから来る病院全体の穏やかな雰囲気と信頼感である。 餅は餅屋とことわざにある通り悩んだら何万件も見てきている看護師さんや先生に相談するのが良いと個人的には思う。


これからも体験談が10~20件ほど集まりましたら、このように閲覧できる形にできればと思っています。投稿は何度していただいても大丈夫です。

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