患者さまの声

スタッフブログ

こんにちは。医療技術部です。
先日、外部講師をお招きし昨今話題の
PGT-A/SR(着床前遺伝学的検査)の講演会をしていただきました。
現在、日本ではPGT-A/SRは日本産婦人科学会が承認した施設でのみ実施がされています。
当院も実施承認施設の1つで、すでに検査を受けた方も多くいらっしゃるかと思います。
検査を受けた方が迷うのは「モザイク胚」と診断された胚が出てきた場合が
多いのではないでしょうか。
2023~2024年にかけて実施されたPGT-A胚の内、モザイク胚と診断され移植した800個の胚で検査で見受けられた異常が生児にそのまま引き継がれたのは
1%だそうで、出産まで至った児のほとんどが染色体に何の問題もない状態で
産まれてくるというのが実状の様です。
モザイク胚も移植して差し支えないのでは?というのが現在の世界的な認識に
なりつつあるようです。
ただ、今後も調査は必要ですし日本でも世界でも調査・研究は続いていきます。

他にも様々な現状や課題をお話しいただきましたが、
こうして日々新しく正しい情報を提供できるよう病院全体で準備しています。

↓PGT-A/SRについては当院HPにも載せています。↓

着床前遺伝学的検査
(PGT-A・SR)