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呼吸の質を高めて

猛暑に台風、記録的豪雨、コロナなど、心穏やかでないことの多い毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
規模は縮小されたとはいえ、七夕祭りも開催されました。
前夜祭の花火を、帰りの車窓からほんの数分でしたが見ることができました。
来年こそいつも通りの祭りが開催できること願ってやみません。

さて、今回は呼吸についてのお話をさせていただきます。
皆さまは呼吸を意識して行っていますか?
1日に約2万回も無意識に行なっている呼吸。呼吸は体の各細胞に働きかけて心身を健やかに保ち、また、脳の活性化にもつながります。

呼吸の質を高めて心身を健やかに保つ5つのメリット
メリット1:脳を活性化させる
血液は全身に栄養と酸素を運んでいます。眠気があるときにあくびが自然と出てくるのは、脳に酸素を送るため。そのため、呼吸で血中酸素の質を高め、全身に酸素を送り込むことは、脳への酸素供給にもつながりなす。

メリット2:免疫力を高める
口から体内に摂り入れた食べ物の栄養素は、血液を通して全身の各細胞、各臓器へと運ばれていきます。
そのため、正しい呼吸で全身に血液が巡り出すと、栄養がしっかりと全身に送り込まれて各細胞の修復や免疫力アップにつながります。

メリット3:美肌力アップ
全身へ血液が巡ることで新陳代謝が良くなり、肌のターンオーバーが行われます。
古い角質がなくなることでくすみが軽減され、肌のトーンもアップ!美肌効果も見込めます。

メリット4:ダイエット効率を上げる
毎日意識せずとも必ず行っている呼吸を、少し意識を変えて行うだけで、汗をかくほど代謝が上がります。
代謝が上がると老廃物を排出しやすくなり、ダイエットにもつながります。

メリット5:睡眠の質を高める
「呼吸瞑想」とよばれる呼吸法を使って瞑想を実践する方法もあるほど、普段忙しく働く私たちの心の動きは、呼吸で穏やかに鎮め、ゆったりとした気分に導けることがわかっています。
交感神経と副交感神経のバランスを整えて自律神経を安定させ、良質な睡眠へと導きます。



★日常生活で実践しやすい2つの呼吸法

体が活性化する腹式呼吸(腹式呼吸ではインナーマッスルである横隔膜・多裂筋・腹横筋・骨盤底筋群が鍛えられます。この一つでも機能しないと尿漏れ・腰痛・姿勢が悪くなる・おなかが出てくるなどの症状がでてくることもあります)
STEP⒈ 背筋を伸ばして胸を軽く開き、口からゆっくりと息を吐きます。お腹の中の空気をすべて吐き出すイメージで、おへそがへこむまで吐き切ります。
STEP⒉ へこませたお腹を緩めながら、鼻から息を吸っていきます。
数秒かけてお腹がだんだんと膨らんでいくイメージで行いましょう。
STEP⒊ お腹の空気をすべて吐き出すようにゆっくりと吐いていきます。



体をリラックスさせるカウント呼吸
STEP⒈ お腹の膨らみを意識しながら、4秒かけて鼻からゆっくり息を吸います。
STEP⒉ 4秒息を止めます。
STEP⒊ 8秒かけて口からゆっくり息を吐きます。
息を吸う秒数よりも倍の時間をかけるのが副交感神経を優位にさせてリラックス効果を高めるポイントです。
慣れてきたら秒数を伸ばしても効果的です。

🌀呼吸法を行うときはポジティブマインドで
上記のいずれの呼吸も、行う時は瞑想をするように、頭の中からはいつもの仕事のことや日常の不安ごとはひとまず忘れて、未来への良いイメージを持ちながら行います。
ポジティブなエネルギーを体に循環させていくようにすると心身共に軽くなるようです。是非お試しください。


厚生労働省のページでは、心と体のセルフケアのとして、腹式呼吸をくりかえすことを進めておりました。 平日の午後に当院で行っているプチレーザーでも、施行時に腹式呼吸を行いながら、首に低周波のレーザー照射をしております。ご興味のある方は、受付やスタッフにお尋ねください。

看護部