患者さまの声

スタッフブログ

皆さん、こんにちは。
胚培養士の山田です。

少し前の話になりますが、
10月5日・6日に第22回日本IVF学会が福岡で開催されました。
当院からは理事長、品川医師、私の3名で参加してきました。

品川医師は、「凍結胚移植時の各種黄体ホルモン製剤による血中プロゲステロン値と妊娠成績の検討」と題して、私は、プラセンタエキス含有サプリメント摂取は胚培養成績を改善するか?」と題して一般演題にて口頭発表しました。

品川医師の発表した概要について記載します。

ホルモン補充周期に使用する製剤には剤形投与回数の異なる製剤が複数あります。
当院では、患者様のライフスタイルや希望に合わせた薬剤を選択していますが、これらの製剤の違いによって、妊娠成績が異なるか検討を行いました。

その結果、妊娠率に影響はありませんでした。
本当に悪い影響がないか検討することは、とても重要なことです。
以上のことから、膣坐剤の選択は患者様が使い易い製剤を選択することが宜しいかと思います。



次に、私の発表した概要について記載します。
当院で取り扱っているサプリメントのプラリエについて、使用前後の胚培養成績を比較しました。プラリエ摂取後は、摂取前と比較し、正常受精率、胚盤胞発生率、良好胚盤胞発生率が上昇する傾向がありました。これは、プラリエの成分に含まれているプラセンタエキスをはじめとする種々の抗酸化物質の働きによって、卵子の質低下を最小限に抑えているという可能性があります。
ただ、サプリメントは食品の一つであるため、さらに詳細に検討をしていく必要があると考えています。
いずれにしましても、食生活、運動、ストレスフリーなど、健康的な生活を送ることが何より大切です!



胚培養士 山田