ブログカテゴリー: ラボより

テーマ:

2014年 ARTデータ

こんにちは、胚培養士の馬場と申します。

みなさま、日本産科婦人科学会をご存知でしょうか?
簡単に言うと、女性の健康や出産をサポートし、より良くしていこう。
という学会で、産科・婦人科に携わる大学や病院が入会しています。
治療を行う上での取り決めや、倫理について定められており、
それを守りながら大学や病院は運営をしています。

最近、2014年度 ART(生殖補助医療)の全国データがでましたので、
今回はこちらを紹介したいと思います。

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e8%b3%87%e6%96%99%e3%80%80%e9%a6%ac%e5%a0%b4
青のグラフ(妊娠率)と紫のグラフ(流産率)だけ見て頂ければOKです(*’▽’)

このデータから読み取れる大きな点としては、
年齢が上昇するにつれて妊娠しにくくなること。
そして流産する可能性が高くなること。
これが今の日本の体外受精の現状ということになります。

まずは、日本の体外受精の現状を知っていただければと思い、投稿してみました。

これから少しでもみなさまに情報を提供していけたらと思っております。
お会いできる機会は少ないかも知れませんが、少しでもお力になれたら嬉しいです。

胚培養士 馬場

テーマ:

胚培養士の役割

こんにちは。胚培養士の山田と申します。
はじめましての方や当院でお会いした方もいらっしゃるかと思います。
そんな胚培養士について、少しご紹介いたします。

胚培養士は、それほど知名度が高くない職種だと思いますが、
生殖補助医療において、なくてはならない存在です(自分でいうのも何ですが)。
もちろん、医師、看護師、事務、心理士などのスタッフも必要不可欠です。

そんな、胚培養士の業務は主に以下の通りです。
・卵子、精子、受精卵(胚)の培養
・体外受精、顕微授精
・卵子、精子、受精卵の凍結保存
・培養液および培養環境の管理
・凍結卵子、精子、受精卵の保管管理
・最新の技術、知識の習得 
など、多岐に渡っています。

現在当院では、IVF説明会、採卵後、凍結融解胚移植決定時に胚培養士が患者さまに
直接ご説明させていただく機会がございます。
受精卵を実際に見ている胚培養士から直接お話しが聞きたいというお声もあり、今後はその機会を増やしていくことができればと準備中です。

患者さまと直接お話しをすることは、私たち胚培養士にとっても、大変励みになります。
少しでも早く患者さまのご希望にお応えできるよう励んで参りたいと思います。

今回、はじめてのブログ投稿で少々固くなってしまいましたので、
次回の胚培養士の山田ブログは気楽に記載したいと思います♪
乞うご期待🎶

胚培養士 山田